昨日古い友人から電話がありました。
彼は交通事故から体調が悪くて
困っているということは知っていました。
その彼が、お金を貸してほしいというのです。
金額は僅かですが、わずかだからこそ辛いものがあります。
自分も余裕があるわけではありませんが、
明後日には返せますというので、
とりあえず
すぐ振り込みましたした。
本音は・・・
どうせ返ってこないだろうな。
です。
この手の話はよくあるのですが、
自分もお金を貸してほしいと思ったことは沢山あります。
でもねえ、
そういう心理状態のときって
負のスパイラルに陥っています。
とにかくうまくいかない。
益々まずい方向に行くのです。
だから、とりあえずお金を借りたとしても
多分返せない。
余計自分が苦しむ方向に行く場合が多いです。
ですから、
自分もお金を借りたいな~
なんていう安易(逃げ)な考えになったときは
待て待て、
そういう考えになった時には
どういう観念が潜んでいるんだ?
借りないと生きていけないなんてことは
絶対にないだろう。
それは隠れた観念を暴き出すための
ただの現象であって
実際は全く困っていないんだ。
と、
思い直すようにしています。
人にお金を借りるなんて
本当に嫌なことです。
でも、彼も電話してきたからには
さすがに困っているんでしょう。
だから今回は貸しました。
でも、そういう人の姿を見ながら
自分に戒めを感じたわけです。
案の定、
夕方になって彼からラインが入りました。
明日入金されるはずだったお金が入らなくなりました。
ごめんなさい。
多分これは本当でしょう。
負のスパイラルに陥ると
当たり前のように
こういうことが起こります。
期待はしていませんでしたが、
やっぱりね~
と同情の思い。
詳しくは聞いていないので
詳細は不明ですが、
送られてきた入金できない理由の文面には
詐欺の匂いが。
彼は何か騙されているのでは?
という疑いの思いが。
一応詐欺には気を付けてねと
ラインしておきましたが、
負のスパイラルに入ってしまうと
見えなくなってしまうんですよね。
そんな時は
都留晃一さんのメッセージが染みてきます。
自我には現象化そのものの力はありません。
現象化の力は宇宙(大いなる我)に所属しています。
ちょっと考えてみて下さい。
当たり前に出来る事に「しよう、しよう」という思いを働かせることはありません。
「深呼吸しよう」と思った時の感覚と
「壁の向こうを透視しよう」と思った時の感覚の違いに気付いてみて下さい。「しよう、しよう」と頑張ろうとするのは
「出来ないかもしれない」と疑っているに他なりません。
ですからあなたが「しよう、しよう」としている事は出来ないのです。人は苦しいから問題を解決「しよう」とします。
実は苦しいのは、
問題を解決しようとしているからなのです。究極的な観点からいえば、
あなたという小我には、問題を解決する力はありません。
どんなささいな事であれ、例外はありません。
あると思い込んでいるだけです。
では「問題を解決したい」という、
現に今ある自分の欲求にはどう対処すればいいのでしょうか。あなたの欲しい状況を明確にし、
宇宙を信頼し、
その結果は宇宙に委ねてみて下さい。
これだけが小我の最も有効な働かせ方です。欲しいものを明確にする力が小我のものです。
その事にあなたのエネルギーの全てをつぎ込んで下さい。
どのようにして結果を出すのかという想念の無駄使いを止めることです。あなたという小我はこれまで何一つ問題を解決した事はないし、
何かを達成した事もありません。
そんな事は不可能です。
何故ならその力を持っていないのですから。
小我であるあなたに出来る事は「こうありたい」という結果をイメージする事、
それだけです。
小我の観点から見た場合、
後の事はそうなるかもしれないし、ならないかもしれません。
結果は神のみぞ知るという事になります。ちょっと想像してみて下さい。
自分の思いが必ず実現することを100%信じ込んでいる人がいるとします。
その人は、
自分のイメージと異なった現象を目にした時、
それを結果だと捉えるでしょうか、
それとも結果へ向けた進行中と捉えるでしょうか。
100%信じている人の目には、
自分のイメージと異なる現象は自分の願望の進行過程にしか見えないはずです。津留晃一さんメッセージ集「問題解決」より
ほんとこれです。
「しよう、しよう」とすることはできないのです。
大いなる我を信じるのみ(笑)